北陸新幹線の延伸区間(金沢―敦賀間)に建設中のトンネルで掘削土から国の環境基準の3倍を超えるヒ素が検出され、工事が中断している。2020年夏か秋ごろに予定しているトンネル本体の完成時期が遅れる可能性もあるという。

 建設主体の鉄道建設?運輸施設整備支援機構が2月16日に工事を?#24037;幛俊?#25496;削箇所の前方でボーリング調査を実施し、ヒ素など重金属の有無を調べている。その調査結果を踏まえて、工事を再開?#24037;?#26041;針だ。調査結果は4月上旬までに出る見通しだが、再開時期は今のところ未定としている。

トンネルの位置図(資料:鉄道建設?運輸施設整備支援機構)
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 問題となっているのは、ラムサール条約に登録されている福井県敦賀市の中池見(なかいけみ)湿地の一部を通る深山トンネル(延長768m)。1月中旬から掘削を始め、敦賀方面の坑口から20mほど掘り進んだところで、2月15日に残土から国の土壌環境基準(検液1リットル当たり0.01mg以下)を超える0.032mgのヒ素を検出した。

深山トンネルの掘削は、1月中旬に敦賀方面の坑口(写真のトンネル出口)から開始した(写真:鉄道建設?運輸施設整備支援機構)
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